夏木数学教室のいろいろ

夏木です!大久保駅から徒歩3分の場所で個人指導塾をやっています。数学のことや教室の様子などをつぶやいていきます。https://reportsviewer.herokuapp.com/auth/login/?next=/

1週間は奇数ですね

こんばんは、夏木数学教室です。

 

前回の問題ですが難しいと言われてしまいました。。。でも簡単な問題ばかりやっても力は伸びません。自分の実力よりちょっと上のレベルの問題を解くことでレベルが上がりますよー

ということでがんばっていきましょう!

 

ではでは、おとといの問題の解説です!

 

 

天使が1人、悪魔が1人、人間が2人います。天使は常に本当のことを言い、悪魔は常に嘘をつき、人間は本当のことを言ったり嘘をついたりします。 A「Bは人間です」 B「Cは悪魔です」 C「Dは人間です」 D「Aは天使です」さぁ、誰が何?

天使と悪魔と人間2 - 夏木数学教室のいろいろ

 

答え:A人間 B悪魔 C天使 D人間

 

 

Aが天使だとすると・・・

A:天使 B:人間 です。人間だった場合嘘か本当かわからないのでいったん他の人の情報を考えて見ましょう。Dの発言を見てみると、真実を言っていることがわかります。今、CとDは人間か悪魔なのでDは人間です。ということは残ったCは悪魔ということになりますが、Cは真実を言っているので矛盾です。

 

Aが悪魔だとすると・・・

A:悪魔 B:天使 です。Bは人間ではなく悪魔でもないので天使ですね。残りの2人は人間ですがBは嘘をついています。矛盾です。

 

ということはAは人間だ!!!!!!*1

 

Dは嘘つきですねー。つまりDは人間か悪魔です。

Dが悪魔だとすると・・・

BとCは人間か天使。でもCも悪魔ではないしDも人間ではありませんね。真実を言う天使がいるはずですから、矛盾です。

 

ということはDも人間だ!!!!!!

 

BとCは悪魔か天使です。Cは本当のことを言っているのでCが天使で、Bが悪魔です。

 

 

 

 

今日は頭の体操ではなく、受験に役立つことを・・・(頭の体操が役に立たないわけではありませんよ!)

 

2日ごとの投稿をしていましたが、1週間は7日なので2日ごとの投稿だと投稿する曜日がどんどんずれていきますね。

このように2で割れない数(2の倍数でない数)のことを奇数といいます。きすうです。英語だとoddです。両目の色が違うことをオッドアイって言いますもんね。

例えば、7は奇数ですね。1も3も9も167834561も奇数です。

 

対義語*2は偶数です。2の倍数のことを偶数といいます。英語だとevenです。イーブンイーブン。

例えば、2は偶数です。4も7も10も1562738452も偶数です。

2の0倍ですから0は偶数です。0は全ての数の倍数です。

 

 

それでは問題です。

5675483236478は偶数ですか?奇数ですか?

実際2でわってみればわかりますが、これは偶数です。でも毎回チェックするのは大変ですよね・・・そこで倍数の判定法です。

 

2の倍数なら直感的にわかる人もいると思いますが

2の倍数:1の位が2の倍数

つまり1の位が0,2,4,6,8だったら2の倍数、偶数です。

 

おまけに3の倍数以降も紹介します。

3の倍数:各位の和が3の倍数

4の倍数:下2けたが4の倍数

5の倍数:1の位が5の倍数

 

例えば3の倍数について56121を考えます。

各位の和(足し算の答え)は5+6+1+2+1=15でこれは3の倍数ですから56121は3の倍数だと言うことがわかります。

456574380 これは4の倍数ですか?

下2けたは80です。これは4の倍数ですから456574380は4の倍数です。

56743825 これは5の倍数ですか?

1の位は5で、これは5の倍数ですね。

 

少しつかめてきましたか?

 

以下の数が2の倍数、3の倍数、4の倍数、5の倍数かどうかをそれぞれ判定してみましょう。
(1) 12
(2)640
(3)75483
(4)7482192

 

 次回はなぜこの方法でできるかを証明したいと思います。

 

塾で教えてもらった方法がなぜ正しいのかを知ると算数も数学も楽しくなってくると思います。さんすーたっのしー!

 

まぁ、正解できればいいんだ、っていう効率も大切ですが難関学校を目指している人ほど理論を深く理解していた方が有利だなと多くの学校の過去問をといていて思います。

 理論を知っていたら少し忘れても自分で導き出すことができますからね。

 

投稿曜日を揃えたいので次の更新は火曜日です。

これからの投稿は火木土になります。よろしくお願いします。

 

 

 

 

 

 

*1:問題に答えがあるという前提です

*2:反対の意味の言葉